デジタル資産XRP
価値のインターネットを実現する暗号資産
2020年現在、この界隈でもおおくの場合「XRPは国際送金を効率化する暗号資産」というイメージであり、「価値のインターネット(IoV)の実現」については理解がされていないように思います。
というワケで、このページでは「価値のインターネット:IoV」を実現する、デジタル資産XRPについて、くわしく解説をしていきます。
このページで解説している内容
このページでは、まずは「XRPの基本的な性質」から始まり、「Ripple社の役割」「IoV:価値のインターネット」までを徹底的に解説していきます。
暗号資産XRPと価値のインターネット:IoVについて知りたいなら、このページをさいごまでご覧いただければ理解が深まるかと思います。
※注意書き:このページで解説している内容は暗号資産XRPに対する投資助言を目的とするものではなく、あくまで暗号資産XRPと価値のインターネットの実現に対する知識を共有することを目的としています。暗号資産の投資にはリスクがあります。くれぐれも投資は自己責任でお願いいたします。
XRP:決済用に最適化された暗号資産です。
そもそも、暗号資産XRPは「価値のインターネット:IoV」を実現することを目的として、決済用に最適化された暗号資産です。
決済用に最適化されたXRPの特徴
- 約4秒ごとのファイナリティの確保
- 高速なスループット:1500TPS
- 超低コスト送金:約0.00025円/送金あたり
- PaymentChannelへの対応:超高速低コスト送金
- 高い安全性:信頼性のある分散型台帳
- 高い堅牢性:外部からの攻撃に屈しない
これらの特徴により、デジタル資産XRPは「価値のインターネット:IoV」での利用にも耐えうる決済用の暗号資産として、常に最新の状態にアップデートされ続けています。
分散技術を採用した暗号資産として高い堅牢性があるだけでなく、信頼性の高いバリデーターによる元帳の検証がおこなわれており、非常に低コストで安全性の高い決済を実現しています。
Ripple社:暗号資産XRPに流動性をもたらします。
暗号資産XRPが「価値のインターネット:IoV」を実現するために最も重要なのは何でしょうか?
その答えは「暗号資産XRPの十分な流動性」です。
流動性とは、XRP/USDなどの通貨ペアに対してレートを提供する「マーケットメイカー」と、送金需要により市場に注文を入れる「マーケットテイカー」の2種類のプレイヤーによって生み出されます。
たとえば、暗号資産XRPと全く同じ性能のデジタル資産その「XRP2」を新しく作り出すことは「技術的には可能」かもしれません。しかし、その「XRP2」を誰が採用して利用するでしょうか?
いくら性能のよい暗号資産が生み出されたとしても、その暗号資産を利用する「テイカー」と流動性を生みだす「メイカー」がいなければ無意味なのです。
そこで、主導的に暗号資産XRPの市場をつくりだす主体となる「米国Ripple社」の動きが非常に重要になってきます。
Ripple社は、暗号資産XRPに流動性をもたらします。
- RippleNet:オンデマンド流動性(ODL)を活用した国際送金
- XPRING:価値のインターネットの実現に向けたベンチャー投資事業
上記の2つは、いずれもRipple社が主体となり、暗号資産XRPに流動性をもたらす可能性の高いソリューション(プロジェクト)です。
RippleNetは、Ripple社が金融機関や送金業者、企業向けに開発した国際送金決済のソリューションであり、オンデマンドに流動性を提供するために「暗号資産XRP」を活用しています。
XPRING:スプリングは、暗号資産XRPを活用した価値のインターネットの実現のために組織されたベンチャー投資事業であり、価値のインターネットの提唱者である「ステファン・トーマス」がCEOを務めるWEBマネタイズ企業「Coil(コイル)」などに大規模な投資をおこなっています。
これらの総合的な活動により、米国Ripple社は価値のインターネットの実現に必要な「XRPの流動性」を強力に後押ししています。
価値のインターネット:世界中の価値のやり取りを自由にします。
「価値のインターネット(Internet of Value:IoV)」は何かというと、現在の「情報のインターネット」のように、誰もが自由にコストを気にすることなく「価値」を送信できるネットワークを作り出そう。という考え方です。
価値のインターネットとは?
情報のインターネット:世界中のあらゆる情報(文字・文章・動画)が、誰もが自由でかんたんに相互に送信することができるネットワーク。情報のインターネットは世界を変えた。
価値のインターネット:世界中のあらゆる価値(通貨・株式・債権)が、誰もが自由でかんたんに相互に決済することができるネットワーク。情報のインターネットは金融を変えるだろう。
情報のインターネットが実現したことにより世の中が想像以上に変化したのと同じように、価値のインターネットが実現することで僕たちが想像している以上に世の中が大きく変化するのではないかと思います。
「価値のインターネット:IoV」と言われても、僕たちはまだその全体像を理解しきれていないのかもしれません。しかし、世界は着実に「価値のインターネット:IoV」の実現に向けて動き出しています。
そして、その価値のインターネット:IoVを実現するために最適化された決済用のデジタル資産こそ、高スループットで低コスト送金ができる暗号資産「XRP」なのですよね。
よくある疑問:XRPにライバルは現れないの?
もちろん、暗号資産XRPにライバルが絶対に出現しない。と言い切ることはできません。
たとえば、国際決済銀行としての役割を持つBISであれば、世界的な決済に利用することができる合意されたデジタル資産をあたらしく作り出して浸透させるかもしれません。(※これは、あくまで可能性の話です。)
ただし、今現在僕たちの知る限りでは、現在最も現実的に実績を積み上げているプロジェクトが「暗号資産XRPによる国際送金革命」であり、米国Ripple社が主導する「価値のインターネット:IoV」なのです。
もしかすると、米国Ripple社と似たようなビジネスモデルを持ち、革新的な技術をもった企業や組織、中央銀行や国際組織があらわれて市場を席捲するかもしれません。
そのような可能性を拭い去ることはできませんが、現状知る限りで最も実現に近いと思われるプロジェクトが、「暗号資産XRPを活用した価値のインターネット」という事です。
よくある質問:価値のインターネットが実現したらXRPの価格は上がるの?
暗号資産XRPの価格の変動に関しては、誰も何も確実なことを言うことはできません。
相場において価格の変動を正確に予測することができるなら、その人は間違いなく想像もできないほどの資産を築くことができるはずです。
とは言え、市場における価格決定原理の1つとして、「価格は需要と供給によって決まる。」という原則があります。
暗号今後の展開を予測
暗号資産XRPによる需要には、大きく分けて2種類「投機的需要」と「実需による需要」があります。
このうち「投機的需要」は、市場参加者の思惑により変則的に変化するものです。
逆に「実需による需要」は、価値のインターネットの実現による暗号資産XRPの活用・採用に大きくかかわってくる部分であり、そういった意味では価値のインターネットの実現は暗号資産XRPの「実需による需要」を後押しする要因であると考えられます。
ただし、市場における価格決定を正確に予測することは不可能であり、この記事で暗号資産XRPの価格に対して何かを保証することは不可能です。
デジタル資産XRP|価値のインターネットの実現:まとめ
というワケで、このページで解説してきた通り「デジタル資産XRP」は決済用に最適化された暗号資産であり、米国Ripple社は「価値のインターネット:IoV」の実現のために積極的な金融改善・ロビイング活動・投資活動をおこなっています。
今後の展開を予測
米国Ripple社は、シリーズCでの資金調達を受け入れたベンチャー企業として、上場を視野に入れて今後も事業を拡大させていくことが予測できます。
「価値のインターネットの実現」は、インターネットの実現のように壮大なスケールで語られるものであり、その実現には10年単位で時間のかかるものではないかと思います。
僕がこの記事を執筆しているのが2020年。
価値のインターネットが本格的に商用利用されるのは、2030年頃になるのではないでしょうか?
10年という時間は長いように思えて、過ぎてしまえば意外とあっという間なものなのかもしれません。
これからの10年間。価値のインターネットの実現とともに、暗号資産XRPの価格はどうなるのか?
1年、1秒、これからの時間を大切に生きていきましょう。
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